きれいな室内環境

2022.9.20 コダマニュース

みなさんこんにちは!
最近、色々な方から換気システムについての疑問や相談が多数ありましたので、ブログでお答えさせていただきます。

YouTubeなどで色々な情報が出回っていて悩まれている方へ、このブログを読んですっきりして頂ければと思います。

まず、世の中的に一番多い住宅の換気システムは第三種換気システムから。

自然給気(各部屋に給気口を設ける)の機械排気(主にトイレや浴室の換気扇)
・単純な換気システムなので安価なのが特徴。
・気密測定をしていない住宅やC値が1より悪いような住宅では計画換気することが難しい。(ショートサーキットが起きる)
・冬場は単純にそこから冷気が侵入する。

次に第一種換気のダクト式とダクトレス式について

第一種換気は機械給気・機械排気です。熱交換型を採用されることが多いですね♪
当社は換気の目的である「きれいな空気を各居室に確実に届ける」ことを優先しダクト式を採用しております。

ここで、よく話に出るのがダクト内の汚れについてです。

第一種換気システムのダクト式には4種類のダクトがあります。OA→SA→RA→EA この流れですね。

OAは外の新鮮な空気、SAは外の新鮮な空気から、フィルターを通りほこりや花粉を除去したさらに綺麗になった空気
つまり、お部屋に届けられる空気
RAはお部屋から捨てられる空気(還気)、EAはフィルターを通り外に排気される空気です。

SAとEAはフィルターでろ過された空気のなので問題化しません。
RA(還気)は室内側の浮遊埃があるので白い綿埃が主流です。

よく、ダクト内の汚れの写真を目にしますが、そのダクトが住宅用なのか?施設のものなのか?SAなのかRAなのか?
ちゃんとそこまで考えて見られていますか?

ダクト式に関してはエアコン機能が付いているものついていないもの様々です。
システム代は3種換気よりしますが、熱交換のメリットや、気密性をしっかりとれていれば一番計画換気として有利な換気システムです。

ダクトレス換気システムについては給気がダクトレスが一般的ですね。
ダクトがない分、少しコストを抑えられるかと思います。
各部屋に熱交換の給気口を設けて70秒ごとに給気と排気を繰り返すようなタイプもあります。

ダクトがない分、メンテナンスがないと勘違いされる方も
いらしゃいますが、第3種換気やダクト式一種換気と同様に定期的なフィルターの清掃は設置個所分必要になります。
中には給気はダクトレスで排気はダクト式にする設備もありますね♪

多少コストを抑えて熱交換型のシステムを採用したい方に向いているかもしれませんね。

結論から申し上げますと、メンテナンスが必要ない換気システムは存在しないということ。
住み心地や室内空気環境を予算含めてどこまで重要視するか。
すべての換気システムが気密性能により機能する具合が変わってくる。

なにがダメで何が絶対良いということはありません。

当社としては、高断熱・高気密であり室内環境にこだわり計画換気を大優先と考え、メンテナンスが1カ所で済むシンプルな熱交換型ダクト式第一種換気システムを採用しています。

構造現場の見学会などでも隠すことなく大公開しておりますので、是非機会がありましたらご覧になって頂けると幸いです♪