パッシブデザインのメリットとデメリットを解説します!

2021.5.10 スタッフブログ

住宅におけるパッシブデザインをご存知ですか。
パッシブデザインとは、自然のエネルギーを使って1年中快適に住める家のことです。
メリットは、エアコンの使用を最小限にして快適な室温を実現できたり、温度差のない住宅にできたりすることです。
今回は、パッシブデザインのメリットとデメリットを紹介します。

□パッシブデザインとは

パッシブデザインという言葉をあまり聞いたことがない方も多いと思います。
パッシブデザインは環境先進国であるドイツで発展してきた設計手法や設計思想のことです。
これは自然エネルギーである太陽の光や熱、風を取り込むことが特徴的です。
それにより、エアコンのような機械に頼らず、1年を通して快適に過ごせます。

□パッシブデザインのメリットと注意点とは

上記ではパッシブデザインの特徴を紹介しましたが、より細かく把握しておくと取り入れやすいでしょう。
ここでは、メリットと注意点を紹介します。

*パッシブデザインのメリットとは

メリットは主に3つあります。
1つ目は、光熱費を節約できることです。
光熱費に頭を抱えている方は多いのではないでしょうか。
パッシブデザインを取り入れることで、省エネ基準の家に比べ、光熱費を約30パーセント節約できます。

2つ目は、エアコンに頼らず快適な室温を実現できることです。
夏は冷房、冬は暖房が欠かせないですよね。
しかし、パッシブデザインの住宅では窓の開け閉めで快適な室温になります。
そのため、夜でもエアコンなしで質の良い睡眠がとれます。

3つ目は、部屋に温度差がないことです。
居室は暖かく、お風呂場は寒いことがよくありますよね。
パッシブデザインハウスは各部屋の温度差を2度前後に保ちます。
それにより、ヒートショックなどを防ぎ、健康的な生活を送れるでしょう。

*デメリットとは

ここでは、デメリットを2つ紹介します。
まずは、設計費や建築費が高くなる可能性があることです。
パッシブデザインの家は、設計段階が最も重要です。
そのため、設計費が高くなったり、多くの設備導入により建築費が高額になったりするかもしれません。

次は、間取りの自由度が限られることです。
パッシブデザインは自然を考慮して作られます。
そのため、窓の位置や建物の方角などにより、間取りや設計に制約がかかる可能性があります。
希望条件を満たすためには、外構や植栽計画をしっかり考慮することが重要です。

□まとめ

今回は、パッシブデザインのメリットとデメリットを詳しく紹介しました。
パッシブデザインには、エアコンの使用を最小限にして快適な室温を実現させたり、温度差の小さい住宅にできたりするメリットがあります。
マイホームにお悩みの方は、当社が最適なご提案をしますのでお気軽にご相談ください。