住宅性能表示制度とは?評価方法や等級について解説します!

2022.4.22 スタッフブログ
「住宅性能表示制度って信用できるのかな」
「等級の数字には、どんな意味があるのだろう」
 
高性能な家づくりを検討する際に、住宅性能表示制度という言葉を聞く方も多いでしょう。
そこで今回は、評価制度である住宅性能表示制度とは何なのか、どういった基準で等級が決まるのかを解説します。
 

□住宅性能表示制度とは?

 
住宅性能表示は、品確法によって運用されている住宅性能を評価する制度です。
目には見えない住宅の性能を、統一された基準の等級で比較することができます。
住宅性能表示制度には、大きく分けて3つの安心ポイントがあります。
 

*第三者による公正なチェック

 
国土交通大臣などによって登録された専門の第三者機関が、住宅性能の評価を行います。
新築の場合、設計段階と設計工事・完成段階の2段階が行われ、忖度なしの正確な評価が下されます。
 

*分かりやすい表示

 
最大10分野の住宅性能が、等級や数字で分かりやすく表示されます。
等級は、数字が大きくなるほど性能が高くなります。
 

*トラブル時も専門機関が対応

 
建設住宅性能評価書を取得した住宅でトラブルが発生した場合、建築士や弁護士による相談が無料で受けられます。
また、弁護士会による紛争処理が、申請料1万円で利用できます。
 

□住宅性能表示制度の等級について

 
住宅性能表示制度では、項目別に等級でランク付けがされています。
ここでは、必須項目のうちの3つを例に挙げ、等級がどのように決められるのかを解説します。
 
まず「構造安定」項目です。
等級1でも、数百年に1度レベルの地震に耐えられる構造があるとされています。
等級2はその1.25倍、等級3は1.5倍の地震に耐えられます。
 
次に「維持管理、更新への配慮」項目です。
ガス管や給水管のメンテナンスのしやすさを評価しており、目安として等級2は維持管理を行う上での基本的な措置が行われている状態で、等級3は、メンテナンスや点検が容易にできる状態です。
 
最後に「温熱環境」項目は、冷暖房で使うエネルギーを削減するための対策が、どの程度なされているかが評価されます。
この等級は「断熱等性能等級」と「一次エネルギー消費量等級」の2種類に分かれ、前者は等級4が平成28年基準程度のエネルギー削減が見込まれるレベル、後者は等級4が一次エネルギー消費量の大きな削減のための対策に相当するレベルです。
 

□まとめ

 
今回は、評価制度である住宅性能表示制度についてと、等級の基準の目安を解説しました。
当社は、日本最高レベルの気密性・断熱性を持つ住宅を行っており、お引き渡しの際には全棟で「性能報告書」をお渡ししております。
春日部市周辺で高性能な注文住宅をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。