家族の健康と家計にやさしい 省エネ住宅のすすめ
みなさんこんにちは。CS課の染谷です。
先日、近畿大学建築学部の岩前副学長の研修に参加しました。
テーマは『家族の健康と家計にやさしい省エネ住宅のすすめ』です。
岩前先生は、弊社の勉強会の保険の時間でもおなじみ、
住宅と健康がどうか関わってくるのかを何十年も前から研究されている先生です。
海外で調査することも多く、冒頭は日本の住宅性能が海外に比べてかなり遅れているという点と、
日本人特有の住宅に関する考え方が危険(我慢の省エネ・気づかぬ間に不健康になってしまう)というお話でした。
個人的にすごく響いたのが、『快適』と『健康』はイコールではないということです。
快適は身体で気持ち良いと感じるもの
健康は身体の内側で起こっているもの
分かりやすい例でたとえるとタバコですね。
身体には悪いと思っていても、落ち着くし、気持ち良いと感じますが※快適
肺の中で悪さをしている。(気づいたときには肺がんのリスクも)※健康
住宅業界も同じように快適な住まいとキャッチフレーズが溢れていますが、
それが=(イコール)健康になるとは限りません。
命、財産を守る上で欠かせない、住宅の健康とはいかなるものなのか…
WHOでは屋内全体を常に最低18℃以上に保つことを《強く》勧告しています。
何十年も前にドイツに岩前先生が訪れた際の話で、地元の方に『お家は暖かいですか?』と尋ねたようです。
その時に返ってきた言葉が、『そんなことないよ普通だよ』というものだったようです。
この普通とは、何も気にすることなく、暖かい家が当たり前になっている世の中だったようで衝撃を受けたとか。
お施主様がずっと暮らしていくお家。
私たちも、地域の工務店として快適と健康を良く理解し、お客様の幸せな未来をつくっていけるよう努めていきます。