ヒノキの材質の特徴は?ヒノキの魅力を解説!

2021.11.7 スタッフブログ

建築材料として日本でよく選ばれるヒノキ。
ヒノキはヒノキ風呂にも使われるように、日本人には馴染みが深い建材のひとつです。
ただ、実際にヒノキを使うとどのような効果があるのかを知っている人は意外に少ないかもしれません。
そこで今回は、ヒノキの材質の特徴と魅力について解説します。

□建材として使われるヒノキ

ヒノキは昔から建築材料として使用されており、日本最古の建築物である法隆寺にもヒノキが使われています。
約1300年経った今でも維持されていることは、ヒノキが耐久性と保存性を兼ね備えた強い建築材料であることを示しています。
ヒノキが古くから建築材料として親しまれてきたのは、このような特徴があるからなのですね。

ヒノキの木はヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹に属しています。
木目はまっすぐで歪みが少なくきれいです。
固さは建材の中では中くらいで、比較的加工しやすい部類に入ります。
香りが強く、保存性や耐水性があるため建築材料としてよく用いられます。

ヒノキは日本と台湾に生息し、昔から日本ではたくさん植林されてきました。
このような理由から、ヒノキは日本人にとって馴染み深い建材のひとつになっています。

ヒノキの材質の特徴として、なめらかで触り心地が良いことがあげられます。
ヒノキにはきめ細かなツヤと光沢があり、柔らかな印象を与えます。
時間が経つほど味が出てくるのもヒノキの魅力です。

□ヒノキの効果について

ヒノキは強度や耐久性、保存性のほかにも、様々な効果があります。

*リラックス効果

ヒノキの香りには脳の前頭葉の活動を鎮静化する効果があることが研究で確認されています。
また、ヒノキの香り成分であるαピネンという物質は副交感神経を優位にさせる働きがあり、心拍数が安定し、リラックス効果
があると研究により明らかになりました。
このようにヒノキには精神を安定させる働きがあるため、家でゆっくりくつろぐのに適しています。

*抗菌効果

ヒノキの香り成分であるαカジノールには木材の腐朽菌の繁殖を抑制する働きがあります。
またヒノキの成分であるヒノキオールには黄色ブドウ球菌に対し殺菌作用を示します。

*消臭効果、有害物質除去効果

ヒノキの香りには消臭効果もあり、ある実験において一定量のアンモニア臭を90%以上消臭することが確かめられています。
また、有害物質であるホルムアルデヒドも80%以上除去することが分かっています。

□まとめ

今回はヒノキの材質の特徴と魅力について解説しました。
ヒノキが古くから日本人に親しまれているのにはたくさんの魅力があるからです。
こだわりの家を建てるなら建材としてヒノキを考えてみてはどうでしょうか。
きっと素敵な家に仕上がるでしょう。