次世代省エネ基準が古いって本当?断熱の基準について解説します!
2022.5.12
スタッフブログ
「次世代省エネ基準を満たせば、高断熱住宅になるのかな」
「高断熱住宅を表す指標がよく分からないな」
家づくりをする際には、高断熱で快適な住宅を建てたいですよね。
そこで今回は、次世代省エネ基準と、高断熱住宅と言える目安について解説します。
□次世代省エネ基準とは?
次世代省エネ基準は、1979年施行の省エネ法に基づいた政府の告示を、1999年に強化したものです。
当時は現在とは異なり、住宅の構造や躯体の断熱性能を指標にしていました。
この基準はそれ以前の基準よりも、2割ほどのエネルギー削減を目指していました。
*省エネ基準の変遷
その後2013年には、指標として新たに「一次エネルギー消費量」という、設備機器も含めたエネルギー消費量が導入されました。
2016年には建築物省エネ法が施行され、省エネ法に基づく基準から、「平成28年基準」と呼ばれている、建築物省エネ法に基づく基準に移行しました。
具体的には、基準の数値の取り方が変更になるなどの見直しが行われました。
*省エネ基準は断熱性能の基準として古い?
平成28年基準で要求される断熱性能は、約20年前の次世代省エネ基準で要求されるレベルと大差ありません。
つまり、この基準に則って家を建てても、断熱性能が高いとは言い難いです。
事実として、日本の省エネ基準が定める断熱性能レベルは、欧州と比べてもかなり低いです。
国の方では遅くとも2030年には建築の許可を下ろさない旨をロードマップで発表しています。
とても低い断熱水準ということが言えますね。
□高断熱住宅の目安になる値について
断熱性能の指標として、現在はUA値で表されるケースが多いです。
UA値は、家全体から逃げる熱の損失量を、外壁・屋根・床の総面積で割った値で、値が小さいほど断熱性能は高くなります。
次に、高断熱住宅の目安の値として、有識者が集まった民間団体・HEAT20の例を紹介します。
HEAT20では、現在の省エネ基準レベルから、さらに25パーセントのエネルギー削減が行われると「省エネ・環境の質・コストのバランス解」になると設定しています。
この基準をG1グレードと言い、UA値は0.56になります。
そんな中で、当社の手掛ける住宅は、G3グレードUA値0.24の断熱性能を誇ります。
職人の高い技術力があるからこそ、大手ハウスメーカーにはできない日本最高レベルの断熱性能を実現できます。
□まとめ
今回は、次世代省エネ基準と、高断熱住宅の基準になる目安の値について解説しました。
当社は、業界最高準の高断熱高気密住宅の家づくりを通じて、快適な生活を提供いたします。
春日部市周辺で次世代省エネ基準を超えた、高断熱住宅をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。