注文住宅に中庭を設置するメリット・デメリットとは?

2023.9.22 スタッフブログ

注文住宅で庭の設置を検討する際に、外に庭を設置する以外に中庭という選択肢もあります。
どちらの種類の庭にするかは、それぞれの庭の特徴を知る必要があります。
そこで、今回は中庭のメリット・デメリットについて解説します。

□中庭を作ると家の形はどうなる?

中庭を作るときとそうでない場合の家の形は異なります。
中庭を作る場合、家の形は主に以下の3パターンがあります。

1.コの字型

コの字型の家は庭を三方から囲む形になります。
三方からの視線を遮りますが、一方はオープンであるため、開かれたイメージの庭になります。
庭の解放感以外に日当たりや風の通しもよく、植物が育ちやすいというメリットもあります。

2.ロの字型

ロの字型の家は上空から見た時にロの字をしており、中心に中庭があります。
四方から庭を囲んでいるため、完全にプライベートな中庭を作れます。
中庭から光を取り入れられる一方、建物内に庭を設置しなければならないため、広い敷地や必要な事や排水に注意しなければなりません。

3.町屋型

町屋型の家は家の中を進んでいくと中庭が現れます。
狭小住宅のような狭い家に中庭を設置したい方にはおすすめの種類です。

□注文住宅に中庭を設置するメリット・デメリットとは?

*中庭を設置するメリット

1.家全体が明るくなる

中庭を設置すると、中庭を囲うように家を建てるため、どの部屋にも太陽光が入り、家全体が明るくなります。

2.防犯性が高くなる

道路側の窓から換気するよりも中庭側から換気する方が防犯面で優れています。
また、洗濯物も中庭で干せるので、防犯面で優れています。

3.小さい子供も安心して遊べる

中庭があれば、周囲からの目を気にしなくてもよいため、小さい子供を安心して遊ばせられます。

*中庭を設置するデメリット

1.費用が高くなる

中庭を設置すると以下の理由で費用が高くなります。

・広い敷地が必要
・外壁の面積が広いため、必要な建材が増える
・明るさを確保するために多くの窓を設ける必要がある
・家の強度を確保するために建築費がかかる

2.居住スペースが狭くなる

中庭の面積分、居住スペースが狭くなる可能性があります。

3.空調費用が高くなりやすい

中庭がある家では、採光性を確保するために窓をたくさん用意する必要があります。
窓が多いと断熱性や耐寒性に弱い傾向があるため、空調費用が高くなる可能性があります。

□まとめ

本記事では、中庭を作る際の家の形状と中庭を設置するメリット・デメリットについて解説しました。
中庭があると家全体が明るくなり、防犯性が高いというメリットがある一方、費用がかかりやすい傾向があります。
中庭の特徴をよく理解して、設置を検討しましょう。