注文住宅に地下室をつくるメリットとデメリットとは?後悔しないためのポイントを解説

2024.9.4 スタッフブログ

注文住宅を検討している中で、地下室の有無で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
地下室は、広々とした空間を確保したり、地震に強い家を実現したり、さまざまなメリットがあります。
一方で、建築費用がかかったり、湿気がこもりやすいなどのデメリットも。
そこで、この記事では地下室を作ることについて解説していきます。

□注文住宅に地下室をつくるメリット

注文住宅に地下室をつくるメリットは、大きく分けて5つあります。

1:容積率の緩和による広さ確保

地下室は、建築基準法上、延床面積の計算から除外される部分があります。
そのため、地上階と同じ広さを確保することができ、よりゆとりある空間を実現できます。
例えば、都心部など土地が狭小な地域では、地下室を活用することで、限られた土地に多くの部屋を確保することができます。

2:地震時の安全性向上

地下室は、地面に埋まっているため、地震の揺れを直接受けにくく、地震時の安全性が高いと言われています。
また、地下室の壁は、土圧に耐えるように設計されているため、地震による倒壊のリスクも低減できます。

3:温度・湿度の安定

地下室は、地上階に比べて気温や湿度の変化が少なく、一年を通して安定した環境を保つことができます。
そのため、ワインセラーや食品保管庫など、温度や湿度管理が必要な用途に最適です。

4:防音性向上

地下室は、地面に囲まれているため、外部の音を遮断し、静かな空間を実現できます。
音楽スタジオや書斎など、集中力を必要とする空間としてもおすすめです。

5:災害時のシェルターとしての活用

地下室は、地震や台風などの災害時にも安全な避難場所となりえます。
食料や水などの備蓄品を保管しておくことも可能です。

□注文住宅に地下室をつくるデメリット

地下室には、魅力的なメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。

1:建築費用がかかる

地下室は、地上階よりも建築費用がかかります。
重機を使用したり、土を処分したりする費用、コンクリートや鉄骨などの材料費、換気設備などの費用がかかります。

2:湿気がこもりやすい

地下室は、地面に埋まっているため、湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい環境です。
適切な換気設備や除湿対策をしないと、健康被害や建物の腐食につながる可能性があります。

3:日当たりが悪い

地下室は、地面に埋まっているため、日当たりが悪くなりがちです。
そのため、照明器具の設置や窓の設計など、工夫が必要です。

4:採光が難しい

地下室は、地上階に比べて採光が難しいです。
そのため、照明器具の設置や窓の設計など、工夫が必要です。

5:換気対策が必要

地下室は、湿気がこもりやすいので、適切な換気対策が必要です。
換気設備の設置や窓の設計など、工夫が必要です。

□まとめ

注文住宅に地下室をつくるメリットとデメリットを理解した上で、自分のライフスタイルに合った選択をすることが大切です。
地下室は、広さや安全性、快適性など、さまざまなメリットがある一方で、建築費用や湿気対策など、注意すべき点も存在します。
地下室のメリットとデメリットを比較検討し、後悔のない選択をしてください。