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「耐震等級3って本当に必要なの?」
「等級ごとの違いや地震への強さが知りたい」
このように感じている方は少なくありません。
実は、建築基準法を満たしているだけでは、必ずしも大地震に十分耐えられるとは限らないのです。
今回は、耐震等級の基本と、耐震等級3が持つ具体的な地震への強さについて分かりやすく解説します。
耐震等級とは?
耐震等級とは、建物の構造がどれほどの地震に耐えられるかを示す基準です。柱や梁といった構造躯体の強さを、1〜3の3段階で評価します。
等級の基準は2000年に施行された住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)に基づき、
耐震等級1:建築基準法レベルの耐震性能
耐震等級2:等級1の1.25倍の耐震性能
耐震等級3:等級1の1.5倍の耐震性能(最高等級)
新築住宅では「住宅性能評価書」で耐震等級を確認できます。注文住宅の場合は、自分で等級を指定して建築することが可能です。
耐震等級3の強さはどれくらい?
数字だけではイメージが難しいため、実際の地震被害のデータを見てみましょう。
2016年4月の熊本地震では、震度7の地震が2度発生しました。その後の調査で分かった倒壊率は以下の通りです。
- 1981年5月以前の基準の家:倒壊率28.8%
- 1981年6月〜2000年5月の基準の家:倒壊率8.7%
- 2000年6月以降の基準の家:倒壊率2.2%
最新の建築基準法でも倒壊ゼロは実現しておらず、耐震等級1ではまだ倒壊のリスクが残ることが分かります。
一方、耐震等級3の建物では…
- 無被害:87.5%
- 軽微・小破:12.5%
- 倒壊:0%
この結果から、耐震等級3は大地震でも倒壊リスクが極めて低く、約9割が無被害であることが明らかになりました。
まとめ
耐震等級は建物の安全性を測る重要な指標で、耐震等級3は最高レベルの地震対策です。
当社の「桧の家」は全棟が耐震等級3を取得し、さらに繰り返しの地震による変形を抑える制震構造も採用しています。
埼玉で高断熱・高気密・高耐震の注文住宅をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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