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こだわりのある家を建てるなら、どのような材木で建てるかというのは気になるポイントですよね。
また建材としてだけでなく家具やインテリアに無垢材を使う際も、材木についてよく考える必要があります。
そこで今回は、日本でよく使われる材木であるスギとヒノキの違いについて解説します。
□スギとヒノキの違いとは?
スギとヒノキはどちらも針葉樹であり、見た目が似ていて区別がつきにくいです。
しかし、木の内部はスギとヒノキで特徴に大きな違いがあり、どちらを材木として選ぶかによって家の雰囲気も変わるため、両
者の特徴を把握しておく必要があります。
*スギの特徴
スギは年輪が浮き出やすいという特徴があるため、木目がはっきりしています。
また木肌にはツヤが少なく、質感は柔らかいです。
ヒノキに比べて軽いため、持ち運びや移動がしやすく家具やインテリアにも気軽に使えるというメリットがあります。
スギの香りはさわやかな甘い芳香が特徴で、リラックス効果があります。
経年変化により木目模様が濃くなっていき、色の渋みも増すため、使うほど愛着が湧きやすくなります。
*ヒノキの特徴
ヒノキはスギと違い年輪が浮き出にくいため木目が薄く、まっすぐ流れているのが特徴です。
木肌にはきめの細かいツヤがあり、質感は時間が経過すると固くて重くなっていきます。
重厚感や強度があるためしっかりした壊れにくい家具を作るにはピッタリです。
ヒノキの香りは入浴剤や香水などに使われているように日本人に馴染みのある特徴的な香りで、スギよりも強い香りを放ちます。
また、時間が経つとツヤが増し、色合いに深い味わいが出てくるため、経年変化を楽しめます。
□ヒノキがスギよりも高価な理由
一般的に、スギは植林から収穫までに40年かかるのに対し、ヒノキは5~60年ほどかかるためヒノキのほうが、流通量が少なく
高価になると言われています。
また、ヒノキのほうがスギに比べて耐久性、耐水性が高く、強度があり昔から高級材として扱われてきたという背景もありま
す。
ただ、最近はヒノキも比較的リーズナブルになってきたため、自分にあった材木を選ぶことをおすすめします。
□まとめ
今回は、日本でよく使われる材木であるスギとヒノキの違いについて解説しました。
特徴の違いはありますが、どちらも甲乙つけがたい良い材木であるため、用途によって使い分けるのもありでしょう。
こだわりのある家づくりには、ぜひ材木選びから始めてみてはいかがでしょうか。