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スタッフブログ
家づくりをするために友人や業者に相談した際、二階に水回りをまとめるという提案を受けることがあります。
また、住宅展示場や動画サイトでも水回りを二階にまとめている住宅を見る機会は増えつつあります。
そこで今回は、水回りを二階に設置する際のメリットと注意点を紹介します。
□二階に水回りをまとめるメリットはなにがある?
二階に水回りをまとめるご家庭は増えていますが、増えている理由として、大きなメリットがあるためです。
この章では、二階に水回りをまとめるメリットを3つ紹介します。
1つ目に、一階の空間をLDKに使える点です。
広いLDKに理想を抱いている方は多いのではないでしょうか。
二階に水回りをまとめることで、一階をLDK、玄関、トイレ、階段だけで構成でき、広いLDKを実現できます。
また、LDKと水回りの距離が離れているため、シャワーやドライヤーなどの水回りの音が気になりにくくなります。
2つ目に、洗濯動線を二階にまとめられる点です。
バルコニーやベランダに洗濯物を干すご家庭は多いですが、一階に水回りがある場合、毎回階段を上り下りする必要があります。
しかし、二階に水回りがある場合、洗濯物を洗う、干す、畳む、しまうという動作が全て二階で完結するため、毎日の家事の負担を減らせます。
3つ目に、水漏れに気づきやすい点です。
水漏れの可能性はどのご家庭でもありますが、二階に水回りがある場合、早急に対応できます。
一階に水回りがある場合、基礎部分に水が漏れ出すため、気付くのが遅くなってしまいます。
水漏れに気づくのが遅れると、構造体の腐食につながることがあります。
□水回りを二階にまとめる時はこれに注意!
先程、二階に水回りをまとめるメリットを紹介しましたが、注意するポイントも3つあり、以下に具体的に解説していきます。
1つ目に、水漏れ対策が必要なことです。
メリットの面では、早急に水漏れに気づける点を紹介しましたが、被害が広がる可能性があるため対策が必要です。
具体的な例として、洗濯パンや浴槽パンを設けたり、点検口を設けたりして、こまめに点検ができるようにするのをおすすめします。
2つ目に、老後を考えて配置することです。
高齢になり階段の使用が厳しくなった場合に備えて、予め対策しておく必要があります。
上下階の移動を補助するものとして、エレベーターや階段昇降機などがありますので、設置するためのスペースを確保しておきましょう。
3つ目に、高圧タイプの給湯器を取り入れる点です。
二階に水回りをまとめる場合、一階に水回りを設置するのに比べてシャワーの水圧が弱くなる可能性があります。
そのため、高圧タイプの給湯器を取り入れることで、十分な水圧を得られます。
□まとめ
今回は、水回りを二階に設置する際のメリットと注意点を紹介しました。
二階に水回りをまとめるメリットとして、一階のLDKを広く使えたり、洗濯動線を確保できたりすることが挙げられます。
また、水漏れ対策や老後の対策を怠らないようにしないと、せっかくのメリットも相殺されてしまうため、今回の記事を参考にしてください。
なにか不明な点がある場合や依頼がある場合は、お気軽にご相談ください。