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2階建て以上の注文住宅なら必ず設置することになる階段。
長く、頻繁に利用するものなので、頑丈で機能性の高いものをぜひ選びたいところです。
そこで今回は、注文住宅に取り入れる階段の種類と間取りのポイントをご紹介します。
□階段の形の種類について
階段の形には大きく分けて以下の4つの種類が存在します。
・直階段
・かね折れ階段
・折り返し階段
・らせん階段
それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
1.直階段
直階段とは真っ直ぐで最もシンプルな形の階段のことです。
日本家屋では特によく見られる形状で、イメージしやすいかと思います。
直階段を選ぶメリットとしては、建築費用を比較的安く抑えることができるという点が挙げられます。
また、階段の下に収納を作ることもでき、機能性にも優れているといえるでしょう。
それに対して、デメリットとしては、勾配が急になりがちで、昇降が少し不便に感じる場合があることが挙げられます。
また、仮に上から落下してしまった場合一気に下まで落ちてしまうため、特に小さな子供がいる場合は注意が必要な点も挙げられるでしょう。
2.かね折れ階段
かね折れ階段は途中で90度曲がった形の階段をいいます。
かね折れ階段のメリットとしては、先程の直階段とは異なり、一気に下まで落下するのを防げる点が挙げられます。
また、形状によっては階段下のスペースを使用することも可能です。
逆にデメリットとしては、途中で曲がっている分広い面積が必要で、建材を多く使用するため、少しだけ高額になる場合が考えられる点が挙げられます。
3.折り返し階段
折り返し階段とはその名の通り、U字型に折り返すタイプの階段のことです。
折り返し階段のメリットは、段数が多くなるため、直階段と比較すると勾配が緩やかになるという点と、かね折れ階段と同様に下まで一気に落下するリスクを回避することができる点が挙げられます。
一方で、デメリットはこちらも大きなスペースが必要であるという点でしょう。
居住スペースを狭めてしまう可能性もあるので、余裕があるかどうかをよく考える必要があります。
4.らせん階段
らせん階段は、中心の柱に沿ってらせん状にステップが設置されているタイプの階段をいいます。
部屋の真ん中に設置しても邪魔にならず、オブジェのような役割を果たしてくれる点が特徴です。
メリットとしてはおしゃれな見た目であるという点です。
コンパクトなスペースにおしゃれな階段を設置できることはやはり大きな魅力です。
それに対して、デメリットには、おしゃれな分建築費が高くなる点や一段の面積が狭くなるため踏み外す危険性がある点が挙げられます。
□注文住宅の間取りを考える際のポイントとは?
一般的に、住みやすく理想的な間取りの家にするためには、まず初めに玄関の位置と階段の位置を決めるケースが多いです。
玄関と階段の位置が決まってしまえば、間取りづくりは概ね完成したといっても過言ではないのです。
それでは、ベストな階段の位置はどこなのでしょうか。
もちろん土地の形状によっても変わってきますが、コンパクトで効率の良い家を建てたいという場合は、階段はなるべく中心付近に配置するのが理想的です。
これは、階段が家の端にある場合、廊下部分が長くなってしまうためです。
2階の廊下部分を最小限にできれば、建物の坪数を抑え、生活しやすい間取りにすることができます。
□まとめ
今回は、階段の種類と階段の間取りを考える際のポイントをご紹介しました。
費用や安全性などの観点で、どの形状の階段にも一考の余地があることがお分かりいただけたかと思います。
また、階段を中心付近に設置することで廊下スペースを軽減し、生活動線の良い間取りを作れることもぜひ覚えておいてください。
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