平屋は2階がないため、縦のスペースを生み出せないとお考えの方は多くいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめなのが、スキップフロアです。
スキップフロアを設けると平屋でも縦の空間を生み出せるため、平屋におすすめの間取りです。
今回は、スキップフロアについて解説するので、ぜひ参考にしてください。

□スキップフロアについて

スキップフロアとは、同じフロア内に高さが異なる空間をつくることを言います。
これを取り入れることで、内装がモダンになったり縦の空間を有効活用できたりするため、近年人気になっている間取りです。

スキップフロアの説明を読んで、ロフトとの違いがわからない方も多いのではないでしょうか。
ロフトは、天井高が1.4メートル以下で下階の床面積の半分以下でつくる空間のことを指します。
つまり、高さや床面積の面で両者は異なるのです。

また、使用目的も異なり、スキップフロアは居住空間として使用されることが多いですが、ロフトは収納といった補助的な役割を担うことが多い空間です。

□平屋にスキップフロアを設けるメリットとデメリット

スキップフロアのメリットとデメリットとしては、以下のことが挙げられます。

＊メリット

1つ目は、間取りの自由度が上がることです。
スキップフロアを設けることで、同じ敷地面積の中で空間を有効活用できます。
そのため、土地が狭い場合や平屋の住宅におすすめの間取りなのです。

2つ目は、開放感が生まれることです。
階段や段差によって新しい空間ができるため、縦のスペースと奥行きが広がります。
その結果、部屋全体に開放感が生まれてリラックスしやすい空間ができあがります。

＊デメリット

1つ目は、コストが高くなることです。
スキップフロアを設けることで新しい空間をつくることになるため、材料費や手間がかかります。
そのため、建築コストも上がってしまうのです。
また、間仕切りがないことで冷暖房の効きが悪くなって光熱費が上がることも考えられます。

2つ目は、階段ができることで老後が心配になることです。
平屋のメリットは、階段がなく老後も苦労することなく生活できることです。

しかし、スキップフロアを設けると階段の上り下りが必要になり、老後の負担が増える可能性があります。
そのため、手すりをつけるといった対策を施して事前にバリアフリー化するのがおすすめです。

□まとめ

スキップフロアについて解説しました。
平屋の間取りの自由度が高まったり、開放感を生み出せたりするといったメリットのあるスキップフロアは魅力的でしょう。

しかし、デメリットもあるため、取り入れたい方は慎重に検討することが大切です。
何か気になることがある方は、お気軽にお問い合わせください。