冬暖かい家は夏暑い?冬暖かい家の条件も詳しく解説します!

2021.10.12 スタッフブログ

家づくりを考える上で、冬暖かい家にしたいという方は多いですよね。
その中で、冬暖かい家ならば、夏暑くなってしまうのではないだろうか、という疑問も出てくるでしょう。

そこで今回は、冬暖かい家にする条件と冬暖かい家は夏暑いのかについて紹介します。

□冬暖かい家にする条件についてご紹介!

冬暖かい家にする条件を3つ紹介します。

1つ目は、家の断熱性能です。

冬場に暖房をつけているのに暖かくならない原因は、住宅の断熱性にあると言えます。
もちろん、エアコンの故障などの問題もあるでしょう。

しかし、根本的には断熱性の問題になります。
特に冬場の寒さは、窓が原因であることが多いです。
この問題を解決するために断熱性の高い複層ガラスや樹脂サッシを使った窓が人気になっています。

これに加え、外壁や内壁に断熱材を入れたり、塗装に断熱塗料を採用したりするなどの方法で家の断熱性を向上できます。
家の断熱性が高くなると、室内の暖かい空気も外に逃げにくくなります。

2つ目は、家の気密性です。

家の気密性が高いということは、家の継ぎ目を減らすことで暖気や冷気を減らすということです。
室内にいるのに冷たい風が入ってくる場合は気密性の低さに原因があるでしょう。

実は、床や壁、コンセントの取り付けの部分は隙間風の侵入を許してしまいます。
そうなると、室温のロスにつながってしまいます。

これを防ぐために壁の室内側に水蒸気を通さないシートを貼るなどの対策が有効です。

3つ目は、日射をとりいれる

冬場の南側の日射はストーブを焚いているのと同じくらい室内を暖めてくれます。
全ての窓を日射遮蔽にするのではなく、冬は南の日差しを採り入れた方が、年間のエネルギー量でみても大きく省エネになります。
自然
エネルギーを有効活用する設計を心がけましょう。

□冬暖かい家は夏暑いのか?

高断熱・高気密の家の設計上の注意点があります。それは真夏の日射対策です。
冬を中心に考えると、南の大きな窓などは夏のデメリットとなってしまいます。

対策としては軒を出したり、シェードやすだれ・よしずなどです。

日差しが強い日に日傘をさすイメージですね。
日射対策の基本は建物の外側に陰をつくることです。

結論としては、高気密高断熱の家は夏の南や西の窓ガラスからの日射対策をすることにより、夏でも快適です。

断熱に優れた家というのは、熱を断つ家ということです。
そのため、外が猛暑でもその熱を家に入れません。

さらに気密性が高いことで、魔法瓶効果と呼ばれるものも起こります。
気密性が高く、隙間のない家は、エアコンの冷たい空気が逃げにくいのです。

□まとめ

今回は、冬暖かい家について紹介しました。
冬暖かく、高気密高断熱の家は、夏でも快適に過ごせます。
冬暖かい家に関して気になることがございましたら、ぜひ当社にご相談ください。