木造建築の耐久性は?耐久性を高めるためのコツについて解説!
スギやヒノキなどのこだわりの木材で木造建築を考える際、多くの方が心配されるのが木造建築の耐久性。
しかし最近の木造建築は鉄骨造やRC造に負けないくらいメリットが豊富で、工夫次第では耐久性を高めることもできます。
そこで今回は、木造建築の耐久性と、耐久性を高めるコツについて解説します。
□木造住宅の耐久性について
そもそも耐久性とは、時間の経過にともなって性能が低下していくことに対し、どれだけ抵抗できるかを示す指標として使われています。
木造住宅における耐久性は特に、虫害、火災、地震の3つにどれだけ耐久性があるかがポイントになります。
*木造建築におけるシロアリについて
日本では主に、シロアリや腐朽菌が虫害の原因になっています。
シロアリや腐朽菌は栄養分、水分、適切な温度がそろうと活発化しますが、木造住宅では木材がその栄養分に当たり、常に供給
される状態になってしまいます。
高温多雨の日本では虫害に悩まされる方が多くいらっしゃいますが、適切に対策することで虫害を防ぐことは可能です。
*木造建築における火災について
木造住宅といえば火に弱いと考える方が多いと思いますが、木材は比重が低く、熱を伝えづらいため、金属材料よりも火災に強
いと言われることもあります。
金属材料は熱が伝わりやすく、火災が発生するとすぐに軟化してしまいますが、木材は内部に熱が到達するまでに時間がかかる
ため、長時間家を支え続けられます。
*木造建築における地震について
地震による被害は、材料の強度ではなくその構造に大きく依存すると言われています。
特に、形や高さがアンバランスな建物は、四角に近いシンプルな建物に比べて地震の被害を受けやすい傾向にあります。
木造建築でも耐震対策を施すことで、大地震であっても被害を防ぐ家を作ることは可能です。
□まとめ
今回は木造建築の耐久性と、耐久性を高めるコツを解説しました。
木造建築でも耐久性を高めることによって安心して暮らせることが分かったと思います。
こだわりのある家を作るなら、ぜひ耐久性にもこだわってみてはいかがでしょうか。